1曲目のミケランジェロ 1970(arr.Kyoko Yamamoto)は、グリッサンドから始まり、会場の空気が青から赤に変わった、というか染まった。
ファンの皆様が全国からこの演奏を聴くために集まってきた理由が理解出来た瞬間でした。
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ピアソラが活動していたナイトクラブが蘇ったかのような会場と心から尊敬するアーティストに恵まれ、全身全霊を焦がしきった。
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赤松林太郎氏(pf)ご本人が上記のように評していましたが、連弾やトリオ、カルテット等で演奏されることも多いこの曲を単純に腕が4本あるように聴こえるといった話しではなく、ピアソラが降りて来ている感じがしました。
そして、橋森ゆう希氏(vn)とドミトリー・フェイギン氏(vc)とのデュオ、ブエノスアイレスの四季でのトリオと会場はピアソラ一色に。
1週間以上経っても余韻の残る演奏会に関われて幸せです。
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